
なぜ「いくら稼いでも」不安なのか?
「将来がなんとなく不安」
「もっと稼がないと自由になれない気がする」
もしあなたがそう感じているなら、それは自分の底値(ミニマムライフコスト)を知らないからかもしれません。
僕は現在、理系の大学に通いながら個人事業主としてAI開発などの仕事をしています。先日、自分の生活にかかるコストを徹底的に計算してみました。
その結果わかったのは、僕は月9万円あれば、生きていけるという事実です。
この数字が出た瞬間、人生の難易度が「ハードモード」から「攻略可能なゲーム」に切り替わりました。今日は、なぜ「ミニマムライフコスト(MLC)」を計算することが生存戦略として有効なのか、僕の実数値を公開しながら解説していきます。
ミニマムライフコストとは?その威力を理解する

MLCの定義
ミニマムライフコスト(MLC)とは、自分(と家族)が心身ともに健康を維持するために必要な最低限のコストのこと。
「節約して爪に火を灯す」ことではありません。「これさえあれば死なないし、幸せも維持できる」という絶対的な防衛ラインを知ることです。
なぜMLCを把握すると支出が減るのか?
行動経済学や心理学の分野では、**モニタリング効果(監視効果)**という現象が知られています。人間は、自分の行動(支出)を記録・意識するだけで、無意識の浪費が抑制されるというものです。
また、パーキンソンの法則というものがあります。
『支出の額は、収入の額と等しくなるまで膨張する』
つまり、MLCという「基準」を持たない限り、年収が1000万になっても2000万になっても、お金への不安は消えません。基準を持つことだけが、この膨張を止める唯一の鎖なんです。
公開:理系大学生×個人事業主の「リアルな内訳」
では、実際に僕のMLCを公開します。
平均的な大学生の一人暮らしコスト(約13万円)や、社会人のコスト(約17万円)と比較します。
【生存コスト:月9万円の内訳】
- 家賃:42,000円
- 食費:18,000円(完全自炊・健康重視)
- 光熱・通信費:約15,000円
- その他必需品:約15,000円
- 合計:約90,000円
僕は月9万円あれば、雨風をしのぎ、栄養のある食事を摂り、ネットで世界中と繋がりながら健康に生きられます。
つまり、月9万円以上稼いだ分は、すべて自由に使っていいということです。
(貯金含め)
【9万円以上は自由:僕の使い道】
では、その「自由に使えるお金」を僕はどう使っているのか?
- 友達と飲みに行く(娯楽費)
- AIツール・サーバー費:約20,000円
- フィットネスジム:7,000円
普通の大学生なら「生活費」として漠然と消えていくお金が、MLCを把握したことで「完全に自由な選択」に変わりました。友達との飲み会も、AIへの投資も、ジムでの自己投資も、すべて**「生きるために必要ない、でも人生を豊かにするもの」**として明確に選択できています。
「月2万円のAI代は高い」と思うかもしれません。でも、これで数人分の働きをしてくれるなら激安だと僕は思います。ジムの7000円も、健康という資産への投資です。そして友達との時間も、お金では買えない価値があります。
重要なのは、これらすべてが**「生存に必要なコストではなく、自分で選んだ使い道」**だと理解していること。この意識があるだけで、お金の使い方が劇的に変わります。
MLCがもたらす「経済的自立(FIRE)」のシミュレーション
MLCが低いことの最大のメリットは、経済的自立(FIRE)までのゴールテープが圧倒的に近くなることです。
一般的に、年間支出の25倍の資産があれば、資産運用益(年利4%)だけで生きていけるとされています(4%ルール)。
普通の人の場合(生活費 月25万円)
- 年間支出:300万円
- 必要な資産:7,500万円
- 達成難易度:Sランク(絶望的)
僕の場合(MLC 月9万円)
- 年間支出:108万円
- 必要な資産:2,700万円
- 達成難易度:Bランク(現実的)
どうでしょう?「7500万円貯めろ」と言われたら途方に暮れますが、「2700万円」なら、事業を当てれば20代での達成も十分射程圏内です。
生活コストを下げることは、稼ぐ力を上げるのと同じくらい、FIREへの期間を短縮する効果があります。
結論:コストを下げて、リスクを取れ

ミニマムライフコストを計算する意義、それは挑戦への恐怖を消すことにあります。
「事業に失敗したらどうしよう?」 「就職せずに生きていけるかな?」
そんな不安がよぎっても、僕はこう思えます。
「最悪、バイトでも何でもして月9万円稼げば、今の快適な生活は維持できる。なら、思い切ってリスクを取ろう」
今は仕送りがあるおかげで事業に集中できていますが、卒業後もこの基準(月9万+税金等)を知っていれば怖くありません。守り(生活コスト)を鉄壁にしているからこそ、攻め(事業・投資)で大胆になれます。
これが、僕が考える生存戦略です。
あなたも一度、自分の「生きるための値段」を計算してみてはどうでしょうか?きっと、見えない鎖から解き放たれるはずです。
【限定特典】ミニマムライフコスト計算アプリ
「自分のMLCを計算してみたい!」
そんなあなたのために、ミニマムライフコスト計算アプリを作りました。
MiniFIRE - 自由の値段を計算しようminifire-life-cost-simulator-318047694914.us-west1.run.app
このアプリでできること
- 家賃、食費、通信費など主要な項目を入力するだけで、あなたのミニマムライフコストを自動計算
- 4%ルールに基づいて、経済的自立に必要な貯蓄額を瞬時に算出
- FIREまでの道のりを具体的な数字で可視化
たった数分で、あなたの「生きるための値段」と「自由への距離」が明確になります。
生存コストを入力

娯楽費用(ゆとり費用)を入力

収入、貯金額を入力

FIREに必要な年数と額が表示されます。

内訳についても教えてくれます
(好評ならアドバイザー機能も実装予定)

完全無料で公開中
このアプリは完全無料で使えます。自分の人生を攻略するための第一歩として、ぜひ活用してください。
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あとがき
この記事が、あなたの人生の選択肢を広げるきっかけになれば幸いです。MLCを知ることは、単なる節約術ではありません。それは、自分の人生を自分でデザインするための第一歩。
アプリを使って、ぜひあなた自身の数字を出してみてください。きっと、世界の見え方が変わるはずです。
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