
最近、M4 MacBook Airに買い替えました。
それまで使っていたのはM1モデル。性能的には不満も出てきたので、M4への移行は自然な流れだったんですが……使い始めて2ヶ月、どうしても馴染めないものがある。
それはデザイン。
M2以降の「角ばったデザイン」に違和感

MacBook Airのデザインは、M2モデルから大きく変わりました。
それまでのくさび形(手前が薄く、奥が少し厚い)のスタイルから、**完全な角ばった“ブロック型”**へ。これが、個人的にはどうしても受け入れられません。
見た目に関しては完全に好みの問題ですが、
- 無機質で冷たい印象
- 手に持ったときの角の鋭さ
- まるで“Windowsマシン”のような無愛想さ
このあたりがどうにも気になるんですよね。
特に開閉部分なんか、ほんの少し面取りはされているものの、角が立っていて触れていてもあまり心地よくない。
「軽くなったはず」なのに、なぜか重く感じる理由
スペック上では、M2からの新筐体でわずかに軽量化されているはずです。
でも、体感的にはM1の方が軽かったという印象があります。
その理由はたぶん、M1が採用していたくさび形デザインにあると思っていて、
あの曲線的なフォルムは、持った時に重心が自然に手の内側に集まるんですよね。だから、実際よりも軽く感じる。
今のモデルはシンプルな長方形の一枚板のような形なので、重さが分散してしまい、「ズシッ」とくる。
このあたり、設計思想の違いを強く感じます。
MagSafe・ノッチ・そして“Airらしさ”の喪失

細かいところで言うと、M2以降のモデルでMagSafeが復活したのも謎です。
正直、USB-Cで十分だったと思うし、端子が増えた分だけ見た目がゴチャついた。
そして最大の違和感はやはりノッチ。
iPhoneのようなFace IDが搭載されているわけでもなく、なぜここまで存在感のあるノッチが必要だったのか。
- メニューバーが途中で切れる
- 拡張機能の数が制限される
- 黒帯のせいで画面が広くなったのか狭くなったのか分からない
機能的な必然性が見えないぶん、「なぜこれが採用されたのか」と感じてしまいます。
Apple製品に感じていた「美しさ」が消えていく
こうした細かな違和感が積み重なる中で、最近のApple製品全体に対しても思うことがあります。
それは、**“美しさの哲学”が薄れてきているのでは?**ということ。
かつてのAppleは、「何も足さない美しさ」がありました。
プロダクト全体がひとつの思想で統一されていて、どこか空気のような優しさがあった。
今はどうでしょう。iPhoneはカメラ性能を上げ続ける一方で、シンプルさはどこかへ消えていき、
Macは“角ばった統一感”を優先するあまり、「Airらしさ」すら失ってしまったように感じます。
それでも使い続ける理由と、M1への未練

もちろん、M4の性能には満足しています。
M1ではやや物足りなかった処理速度も改善されて、動画編集や開発作業もスムーズ。
でも、ふと「これ、本当にMacBook Airだったっけ?」と思う瞬間があるんです。
軽く、美しく、ふわっと手に馴染む。あの感覚をもう一度求めて、いっそM1に戻そうかとすら考えるほど。
最後に:スペックだけじゃ測れない「道具としての完成度」
MacBook Airは、スペックシートでは語れない魅力があった製品です。
それが、M2以降のモデルでは**“数値的な進化”と引き換えに、感覚的な魅力を手放してしまった。**
僕にとっては、それがすごく寂しくて、物足りない。
スペックだけを追い求めるなら、他に選択肢はいくらでもある。
でも、Appleに求めていたのは、“触っていて心地いいかどうか”という、もっと根源的な美しさだったんですよね。
「見た目がちょっと変わっただけ」と思われるかもしれませんが、使い込むほどに気になってくるこの違和感。
似たように感じている人がいれば、ぜひ一緒にこのモヤモヤを共有したいです。
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