皆さんはレオパレスと聞いて何を思い浮かべますか?
学生や単身赴任者に人気の賃貸物件ですが、その特徴の一つに「音がよく聞こえる」という問題があります。
今日は、私が大学入学と同時にレオパレスに入居し、隣人トラブルで警察沙汰になった体験談をお話ししようと思います。
早速本題に入っていきます。
そもそもレオパレスの騒音問題の原因は?
少し前に騒ぎになった「レオパレス違法建築問題」。
一体どのような内容だったのか、知らない人も多いと思うので軽く振り返っていきます。
事件発覚のきっかけは2017年ガイアの夜明けでサブリース問題がスクープされ、さらに2018年5月にはガイアの夜明けで界壁がない違法建築をスクープされたことに始まります。
そのスクープによりレオパレスは一気に赤字転落、現在でも経営が危うい状況にあります。その内容をまとめました。
レオパレス問題発覚までの流れ
- 入居希望者の有無にかかわらずアパートを建てまくり、入居者がいないと一方的に30年の家賃保証を打ち切り。
- 30年家賃保証をすると地主を騙し、アパートを購入、建設させた。
- 界壁がないアパートを大量に違法建築
- スクープされる前にも違法建築を指摘されていたが、事実を認めなかった
- 調査の進捗状況を偽装
- ガイアの夜明け報道の後、入居者をほぼ強制退去させている。
- 2021年、債務超過に陥る。
簡単に要約すると「経費を極限まで下げることを徹底した結果、家事や騒音に弱い違法建築物件が多く建設されてしまった」ということになります。
今回の話の中ではこれらの事にはあまり関係が無いため深くは触れません。
しかし、このような背景があるということだけ頭に入れて話を聞いていただけたら嬉しいです。
【本題】レオパレス入居一ヶ月で警察沙汰になった話
さて、ここまでレオパレスの現状、問題点を説明しました。
ここからは実際にレオパレスに住んでみての感想、そして入居一ヶ月で警察沙汰になった話をしていきたいと思います。
結論から言うと警察沙汰というのは、「騒音トラブルで私の自転車が壊され、警察を呼んだ。」というのが話の全貌になります。
では、そもそもなぜその様になったのか、順を追って説明していきます。
壁ドンは引っ越し3日目から
新しい生活の始まりは、ワクワクするものです。
しかし、レオパレスでの生活は、最初から小さな違和感を感じていました。
引っ越して3日目あたりから、隣の部屋からは時々、壁を叩くような音が聞こえてきました。
半年経過:日常的な壁ドン
最初はたまのことだった壁ドンも、時間が経つにつれ、頻繁になっていきました。
音楽を聞いたり、電話をするたびに壁が叩かれるようになり、不安を感じ始めていました。
- 音楽を流す
- 友達と電話する
- クローゼットを開ける
- 椅子を引く(もちろん音は出ないように配慮)
等々、少しでも音が出るとすぐに隣から壁ドンされる毎日。
初めての一人暮らしで頼れる人も少ない、そんな中でこのようなストレスにさらされたことによって、精神的にも肉体的にも大きな負担になっていました。
特に入居から8ヶ月目あたりからノイローゼになりかけ、落ち着けるはずの家に帰りたくない日々が続きました。
10ヶ月目:自転車が破壊、警察に通報
そんなストレスのかかる日々を過ごしていた毎日でしたが、ある日の事件をきっかけに事態が大きく変化しました。
それが、隣人による自転車の破壊です。
大学が終わり自分の住むレオパレスの物件に帰り友達と談笑していたところ、今までと比べ物にならないくらいの壁ドンが。
「ドンッッッッッッッッ!!!」
今まで聞いたことのない音と共に壁に飾っていた絵や観葉植物が棚から落ちてしまうほどの壁ドンを二発ほどくらいました。
正直、隣の部屋の壁に穴でも空いたんじゃないかと思うレベルでとんでもない音だったと記憶しています。
その後外で大きな物音と怒鳴り声が聞こえ、外の状態を確認すると、自転車が投げ捨てられた後に踏まれ、後輪が完全に曲がった自転車が捨てられていました。
器物破損は見過ごせない問題であったため、その場で警察を呼び、ことの経緯、隣人との間の問題を報告しました。
本当にあの時の警察の方には感謝しています。
隣の人はどんな人だったのか
自転車の件に関連して、警察の仲介のもと行われた事情聴取の際、隣人と会話する機会がありました。
夜勤の仕事についているらしく、僕のような大学生の生活リズムとは全く逆の生活をしているため、余計に音が気になっていたそう。
彼が夜間に勤務していることから、私たちの生活リズムが大きく異なっていること。
彼の仕事の性質上、私のような大学生の生活リズムとは正反対の時間帯に活動していることが、彼が音に敏感になっていた一因であることが明らかになりました。
私の隣人が物音に対して感じたイライラは理解できますが、問題行動に至る前に直接話し合いをする機会を設けたり、手紙を投函するなど、いろいろな手段があったと思うのでその辺はうまいことやって欲しかったのは本音です。
【原因判明】騒音の原因
警察の仲介のもと、隣の入居者との間で生じていた騒音問題について話し合いました。
この対話から、私の部屋からの意外な騒音源がわかったので共有します。
画像は実際の私の部屋の写真になります。
問題の主な原因は、私のクローゼットやその他の収納スペースの開閉音でした。
こちらが添付した画像には、私の部屋の写真と、特に問題となっていた収納スペース3箇所にマークしました。
これらを開閉する際に、音が隣の部屋に響いていたとのことです。
調査の結果、我が家の壁が非常に薄く、そのために音が拡大され、隣の部屋に伝わっていたことが明らかになりました。
隣の入居者と協力して、どの程度の音量が許容されるのかを実際にクローゼットを開閉しながら検証しました。
が、残念ながら、どんなに慎重に扱っても、音は隣の部屋に伝わってしまうことがわかりました。
【対策】騒音対策の方法は?レオパレスの方に直接電話して聞いてみた。
今回の騒音問題に関して、管理会社であるレオパレスに連絡を取り、解決策について相談しました。
結果としては残念ながら、レオパレスからは、現時点で具体的な解決策は提供できないとの回答を受けました。
クローゼットの開閉音を軽減するには、基本的に壁を厚くする必要があり、これは大規模な改修作業を伴うため、実現は難しいとのことです。
この状況を踏まえ、自分でできる騒音対策としては、床にカーペットを敷くなどの方法が考えられます。
これは、部屋の音響特性を改善し、少しでも騒音の影響を軽減する効果が期待できるでしょう。
この一連の経験は、住宅の騒音問題に対して、個々の対応策が限られているという現実を浮き彫りにしました。
今後は、可能な限り周囲の入居者に配慮しつつ、快適な住環境を維持するために、自分にできる工夫を続けていく必要があると感じています。
今回の事件を経験して、学んだことが3つほどあるので最後にまとめたいと思います。
学んだこと、気をつけること
- 隣人は選べない
- 家賃の安いところには、それなりの理由がある
- レオパレスの騒音問題は本当
隣人は選べない
賃貸物件に住む際、隣人を選ぶことはできないというのは、多くの人が直面する現実です。
内見時に隣人が不在だと、実際の騒音状況を把握することは困難です。
このため、入居後に予想外の騒音問題に直面することもあります。今回はこのケースに当たってしまったことで、苦労しました。
家賃の安いところには、それなりの理由がある
また、家賃の安さは魅力的ですが、それには理由があることも理解しておく必要があると感じました。
「固定費を安く抑える」という点では確かに家賃の低いところに住むのは正しい選択だと思います。
家賃を抑えることは経済的には理にかなっていますが、それが精神的なストレスにつながる場合もあります。
レオパレスの騒音問題は本当
経験から、レオパレスの物件に関する一般的な評判は、ある程度実情を反映していると感じました。
今回の経験は、住居選びにおける様々な側面を考慮する重要性を改めて認識させてくれました。
今後、これらの点について詳しく解説していく予定です。
まとめ:部屋探しのコツ
この記事を通じて、私の住宅問題に関する経験を共有しました。
特に、度を越えた騒音問題に直面した際には、警察に相談することも一つの解決策であることが分かりました。
実際、私の場合は警察の介入により問題が解決されました。
初めての一人暮らしでこのような経験をするとは思っていませんでしたが、これを機に物件選びの重要性を実感しました。
2023年4月現在、私はレオパレスから退去し、新たな物件に移りました。
新しい住居は、不動産の専門家の助けを借りて見つけたもので、特に防音性能に優れており、大変満足しています。
物件探しには「アパマンショップ」を利用しました。
ちょっとした広告にはなりますが、このサイトは使いやすく、他の大手サイトには掲載されていない物件も見つけることができました。
隣人トラブルで困っている人や、これから物件を探そうとしている人は、ぜひ一度相談してみてはいかがでしょうか?
以上、レオパレス入居一ヶ月で警察沙汰になった話でした。参考になれば嬉しいです。
追記:レオパレスから手紙が届いた。
騒音トラブルが起きてから2ヶ月が経過した先日、レオパレスからこのような手紙が届いていました。
深夜早朝の洗濯機、掃除機の仕様は仕方がないとしても深夜早朝の移動する際の足音もダメ、テレビ、オーディオの視聴音もダメというのはちょっとレベル違いますね。。。
是非情報を共有したく、追記しました。